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知覧の地で、祖父の代から知覧茶を作り続けて3代目!
お茶のこと・私たちのこと、もっと知ってください

「一番茶」とは

その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと。

「新茶」と言うこともありますが、「新茶」といえるのは、7月までなので、当店では『一番茶』という呼び方で統一してます。

その年の気候により、時期はばらつきますが、知覧では

★一番茶 …4月上旬〜下旬
★二番茶 …5月下旬(一番茶摘採から45日後)〜35日間

以降、3番茶・4番茶 秋番とつづきます。

一番茶は、お茶の新芽を摘採(てきさい)します。
まだ新芽が成長しきってない時に摘み取るため、早い時期は収穫量が少なく、遅くなると収穫量は多くなります。
茶摘みの時期・方法 値段との関係

新芽の2〜3枚だけを摘採したお茶は、甘みがあり高価。
葉の数が多くなると、収穫量も多くなり、入手しやすい価格となります。

お茶(煎茶)の加工について

摘採した生茶はすぐにお茶工場で加工します。

1次加工で、熱処理・揉み・乾燥させ、荒茶にします。
2次加工で、〔茶葉〕〔茎〕〔粉〕とふるいにかけます。

茶摘みの時期・方法 値段との関係

〔茎〕の部分が一般的な「くき茶」(白折れ茶)です。

弊社の「芽茶くき茶」は、茎だけでなく細かい茶葉と大きい粉もまぜるので、抽出した時、グリーンに水色が出て、味もマイルドになっていると思います。

また〔粉〕の部分は、夏用の「水出し煎茶」の原料にもなってます。

どちらも立派な「一番茶」です。

おいしいお茶をつくるために

かぶせ作業

お茶の栽培方法には、自然光のもとで栽培する「露地栽培」と
自然光を遮って栽培する「被覆栽培」があります。

『かぶせ茶』は、「被覆栽培」の1種。
有名な『玉露』も「被覆栽培」で、『かぶせ茶』よりも、被覆期間が長くなります。

黒いネットが寒冷紗です

遮光率70%の寒冷紗(写真の黒い布)を1週間被せてから摘採します。

寒冷紗をかける作業は大変ですが、美味しいお茶をお届けするため!
我々の頑張りどころです。

日光をさえぎって育てると茶葉の緑色が濃くなり、旨みも増してきます。

右の写真、色の違いがわかりますか?

寒冷紗をかぶせたところは、緑色が濃くなります。
寒冷紗をかぶせた茶畑

繊細なブレンド

お茶は、同じように見えて様々な品種があります。
当生産組合では「やぶきた」「ゆたかみどり」「さえみどり」「あさつゆ」「おくみどり」「あさのか」「そうふう」など13種の品種を栽培しています。
それぞれ品種ごとに特徴があり、早生〜晩生まで様々です。

品種 特徴
やぶきた 日本の代表品種
ゆたかみどり 鹿児島県の優良品種
強い香りと旨み
さえみどり やぶきた×あさつゆ
旨味が強く、渋味が少ない
あさつゆ 水色がきれいで、香り上品
おくみどり バランスの良い香味
あさのか 爽やかな香り
べにふうき 紅茶用品種
花粉症予防に有効なメチル化カテキンを多く含む
(通常、煎茶には使用しません)
そうふう 緑茶および半発酵茶に適する新品種
緑茶には、機能性フラボノイドの一種であるケルセチン配糖体を多く含む

年毎に、茶葉の具合をみて、その年のベストの味が引き出せるようにブレンドしております。
単品種では味わうことのできない、色も出て後味スッキリ・コクもある「スペシャルブレンド茶」です。

品種はブレンドしてますが、産地のブレンドはありません。
弊社の商品は全て知覧にあって生産工場も知覧にあります。


大きな地図で見る

「知覧茶」ブランドを守る

九州・鹿児島県は、春先早くから秋口まで長く収穫ができ、
生産量は〔全国第2位〕を誇っています。

全国茶品評会の煎茶部で連続日本一を受賞していることもあり、
年々「知覧茶」はブランド銘茶として浸透しつつあります。

私たち生産農家は、「知覧茶」ブランド*を守るため、地域をあげて
品質維持・向上の努力をしております。

その取り組みの一つとして、旧・知覧町(現・南九州市)の茶業振興会では、
年3回の統一規格審査会を実施し、茶業試験場の専門の先生に茶葉の審査をしてもらいます。

「外観」 茶葉の形が揃っているか。艶があるか。かさついていないか。
「水色」 (すいしょく)
3g茶葉を熱湯で5分間白い湯呑みに抽出し澄んでいるか。濁ってないか。
「滋味」 (じみ)
3g茶葉のお茶を味見して茶葉が蒸されているか。
「香気」 (かざ)
3g茶葉のお茶の茶葉を匂い異臭がしないか。

審査内容は全国茶品評会と同じ内容です。

全国のお茶の産地でも統一規格審査を実施しているのは知覧だけです。
もっと消費者の皆さんに知ってもらえばいいなと思います。

2010年の新茶審査会の様子はブログで!

*「かごしま茶」「知覧茶」ともに商標登録です

低価格への努力

しつこいようですが(笑)
「知覧心茶堂」で販売している煎茶は、すべて「一番茶」です!

知覧では、早い時期から機械化が進み、質の良いお茶を効率よく生産できる仕組みが整っています。

さらに当店では、茶農家から直接お客様へお届けするので、中間業者抜き!
その分、お安く提供できます。

 

また、茶葉の美しさ・美味さには自信がありますが、パッケージにこだわりはありません。
茶袋は全て包装資材メーカーの既製品がベースとなってます。
そのため、包装資材メーカー側で茶袋が製造中止となった場合や、他の御茶屋さんと似たようなデザインになってしまい紛らわしい時など、他の茶袋に変更する場合もございます。

お客様が不安に思われないよう、茶袋が変更になった場合でも「商品名」「茶種の表示」「内容量」はそのままにしております。

ギフトとしての見た目も、昔ながらの地味風・・・です。

あくまでも、お茶そのものをなるべく低価格で味わっていただきたいと思ってます。
無骨で申し訳ありませんが、きっと味は満足していただけると自負しております。


特選煎茶(桃)『日々好日』1080円/100g 特選煎茶(赤)『香味絶佳』1,296円/100g 特選煎茶(浅蒸し茶)『華扇』2,592円/100g 白折れ茶 水出し煎茶 特選煎茶(桃)『日々好日』 特選煎茶(赤)『香味絶佳』 特選煎茶(浅蒸し茶)『華扇』

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